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【失敗しない地方移住】地域選び編

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わたしが長野県に移住して3年半が経ちました。住まいは、長野県の上伊那郡に位置する人口2万人弱の地域です。
これまでに大きなご近所トラブルに巻き込まれたり、ひどく不便な目に遭うこともなく、同じ借家に妻と猫二匹と共に暮らしています。

移住を検討している方の心配事の多くは、仕事やご近所付き合いなどの「人間関係」と、衣食住における「生活利便性」の二点が占めるのではないでしょうか。

今回この記事は『地域選び編』と題し、「人間関係と生活利便性の両方」をフォローする内容になっています。すでに移住先が決まっている方にも、その場所がどういった地域か想像する手助けになるかも知れません。

また、仕事や住まいの選び方、田舎の娯楽などに関しては別の記事に分けて書いていくので合わせて参考にしてください。いずれの記事もこれから移住を予定する方の参考にしていただければ幸いです。

都会から田舎への移住

地方移住と言うからには、「都会から地方への移住」という前提で進めていきます。(ゼロではないものの、長野県以上に「田舎」から移住してきたというケースを聞くことは稀ですので。)

3年も暮らせば当然なことですが、引っ越す前と後では、同じ「田舎」でも地域によってまったく違うことに気付かされます。
どのように異なり、どういった場所が移住者にとって住みやすいのか、わたし独自の経験知と、同時期に移住もしくはUターンしてきた知人からの情報をもとに、記事を書いています。

何をキッカケに地方移住するのか

以下、移住する動機でよく聞くものを順不同で。

  • 移住先に家族や知人がいる「人づて」パターン
  • 一度訪れた際に土地を愛してしまった「土地に惚れた」パターン
  • 生活費を下げて豊かに暮らしたい「節約ノマド」パターン

完全に主観ですが、上記の3つがよく聞く理由です。
実際に多くの方が、3つのうちのどれか、またはいくつか重なった動機をお持ちなのではないでしょうか。

わたしの場合は、友人夫婦が近隣地域で生活しておりましたので、「人づて」の枠に入ります。
また、仕事もフリーランスで場所を選ばずにできたという点では「節約ノマド」の要素もありますが、これは動機というより条件と言うべきでしょう。

移住先では「人づて」が一番の頼り

これは言わずもがなの話ですが、移住の際にもっとも頼りになるのは間違いなく「人づて」です。困りごとを解決するには、知り合いに尋ねるのが一番早く確実な方法です。

もし既にツテのある方は、特に心配する必要はないと思います(頼りにする家族や知人と折り合いが悪くならない限りは)。
他の条件が気になったとしても、頼れる人がいるという要素を重要視すべきでしょう。

人脈ゼロ移住でも大丈夫

しかし、まったく人脈がないという方も安心してください。

わたしの出会った方の中でも、先ほどの動機で言えば「土地に惚れて」やってきて、当初は全く人脈がなかった方も少なくありません。

もちろん本人が望まなければ叶いませんが、移住して新しい人間関係を形成しつつ生活することは十分に可能です。

ただし、どの場所でも可能とは思いません。少なくともゼロから基盤を作るに適した地域性は存在するように思います。

流動性と利便性を測るヒント

移住者=「新参者」が受け入れられ易いかどうか、はその地域の流動性に左右されます。極端な例を出すならば、都会は流動性の高さゆえ新参者が多数派になる場合もあるため、いわゆる村八分は起こり得ません。
反対に、住む人の入れ替わりが少ない地域は良くも悪くも、住民同士の関係性が強く、部外者が中に入れば目立ってしまうことでしょう。

よって人口が10万人を超えてくるような「地方都市」に関しては、雇用などの面から流動性が保たれているのでこの記事では特に言及しません。同時に利便性に関しても問題にならないでしょう。
厳密な定義は脇におきますが、人口や経済規模から見た「田舎」に対象を限定しています。

流動人口が元々ある地域

では人口の少ない田舎において、流動性を測る目安にはどんなものがあるでしょうか。代表的なもので、観光スポットや特産物は雇用を生み出す事もでき、土地に人を惹きつけるので、人々を動かす材料になりますね。

また自治体のHPでも前年の転入・転出者数が発表されています。
ただし、数字を見てもあまり実感が湧かないので、わたしが住んでみて感じた盲点の要素としては、

国立大学のキャンパスがあるかどうか

各都道府県に必ずある、県名などを冠した国公立大学ですが、その有無が「新参者」を受け入れるかを測る目安になるように思いました。長野県の場合、信州大学がそれに当たりますが、県内でもいくつかの市町村に分かれてキャンパスが存在しています。

わたしの住まいの付近にもキャンパスがあり、やはりそうした地域ではマンションを借りるにしても、車を買うにしても、学生(県外者)向けのサービスや商売が必然的に展開されているので、移住者に対しても寛容な雰囲気を感じることができます。
また、学生時代を過ごし気に入ればそのまま居着いてしまう学生も少なくないようで、住んで働いていても出身は他県というケースもよく見受けられます。

これは移住先を検討する上で、少なくとも何十年も前から「学生の移住者」と共に作り上げられた地域性であるという観点から、「人間関係」における安心感が得られるので、事前に調べてみることを強くオススメします。
(もちろん専門学校なども学生を呼びますが、他県からも集めるという移住者の目線においては、国公立大が分かりやすい指標と思われます。)

利便性を保った移住先とは

そしてもう一つ。

移住とひと口に言っても、利便性を排した暮らしをあえて望む方もいるかも知れません。しかし、やがて人口減少に伴って交通や医療のインフラ保持が危ぶまれている時代なので、今から利便性を排除しなくてもいいような気がします。

いきなり自給自足の生活に突入できる方も稀だと思うので、ここではある程度の利便性が保たれる地域が求められている前提でお話します。

人口や面積に対するコンビニ数

地方に暮らしていても、何かにつけて最も便利なサービスはコンビニであると断言します。
やはり地方はまだまだ現金社会なので、お金を下ろせるかどうかは死活問題ですし、宅配便の発送や印刷、公共料金などの支払い、それに嗜好品の入手にも欠かせません。

したがって、コンビニ数は利便性を測る目安の一つになるわけですが、ちなみにわたしの暮らす場所だと人口2万人に対してコンビニは5店舗で、最寄りの店舗まで歩いて片道30分かかります。

この数字は住む前には問題にしていなかったものの、実際に暮らしていると非常に不便です。特に都会から移住する場合は、いきなり難易度の高いエリアに挑戦する必要はありません。
比較的便利そうな場所で暮らしてみてから、あとで制限のある地域に移っても問題はないはずです(よって、いきなり住まいを購入するのは得策ではないと思います)。

店舗数はグーグルマップで簡単に調べることができるので、これも事前に下調べしておいて損はないと思います(歩いて15分以内に最寄り店舗、さらに30分圏内に別店舗があると安心です)。

リスクを取らない地域選び

わたしはこれらの要素を全く考慮に入れないで移住しましたが、運良くなんとか生活することができました。しかし現在、より利便性の高い地域へ引っ越しを検討していることは事実です。

事前に調べられる要素に関してはできるだけ慎重に、とはいえ二の足を踏んでいては一生実現しないのでノリと勢いは大切に。

はじめは「田舎」の中でも流動性が高く、便利な場所に住んでみること。
そこで人脈と経験を培ってから理想の地へ再移住するのが最善だと考えます。

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