GMOとくとくBBは、ギガ放題という名称の契約がありますが、完全な「使い放題」ではありません。
機器の設定により、思いがけない速度制限を受け、実質的にまったくWi-Fi環境が機能しない状況に陥ることがあります。
この記事では、そうした制限を受けてしまった場合の対処について書き留めたいと思います。
制限を受けている場合を想定して、画像の貼り付けを控えています。読みにくくて恐縮です!
もくじ
速度制限のレベルと契約内容を確認
まず少し細かいですが、以下の画像でどういった場合に制限がかかるのかわかると思います。
まだ状況を把握できていない方はご参照ください。

ハイスピード"プラスエリア"モードが鬼門!
実際にわたしは、自ら「ハイスピードプラスエリアモード」に設定変更し通信量上限をオーバーしてしまったので、下り128Kbpsという速度制限(LINEでテキストメッセージを送る程度にしか使えない)を受けることになりました。
「ハイスピードプラスエリアモード」には、Wi-Fi端末の設定を触らない限り変更されません。(もし設定画面を触った心当たりがない方は別の理由での通信障害かも!?)
ちなみにハイスピード"プラスエリア"モードではなく「"通常の"ハイスピードモードを直近3日で10GBオーバーの速度制限」は、1Mbpsとそれほど問題になる制限ではありません。
これによって「ギガ放題」を謳っているのでしょう。
ギガ放題なのか、通常プランなのか確認
また混同しやすいのが、ギガ放題プランでなく通常プランで契約している場合にも、「データ量が月間7GBを超えると128kbpsの速度制限」という縛りがあるので、どちらの契約での速度制限かを確認する必要があります(通常プランでの制限はギガ放題プランへ変更すれば当月中に復旧が可能なはずです。)。
GMOだけじゃない!@niftyでもBIGLOBEでも同じこと
もちろん、この制限はGMOに限ったことではなく、サービスの提供元であるUQ wimaxの仕様なので、どこのプロバイダ経由でも契約に制限が設けられています。
わたしがGMO経由であっただけで、@niftyでもBIGLOBEでも同じことが起こるはずで、特別GMOを非難したいわけではありません。
どうやってもGMOは速度制限を解除してくれない
結論からいって、ギガ放題プランで、
この「激しく遅い速度制限」を受けた場合、
課金するしないに関わらず、当月中にGMOのサービス範囲内で速度を取り戻すことはできません。
したがってサポートに問い合わせても状況把握ができるだけで、電話するだけ時間の無駄と言ってもいいでしょう。
使用データの追加購入や代替オプションのサービスは一切ありません。
正直、なぜGMO(というかUQ WIMAX)がデータの追加購入プランを提供しないのかはわかりません。
解約や他社への乗り換えなどより、課金してでも復旧させようとする人は多いはずで、売り上げを取りこぼしているように感じます。データ購入枠を作ると本当にネットワークが混雑してしまうのでしょうか。。
GMOを切るか、どうにか速度制限に耐えるか
したがって、
- GMOを解約して、他社サービスに乗り換え
- GMO継続のまま、別サービスで翌月の制限解除まで耐える
- インターネットの利用を翌月まで諦める
選択肢はこの3通り。
(事実、この速度制限は翌月1日の0時に復旧するので、制限を月初に受けたか、月末に受けたかによって対処は異なるかも知れません。)
とはいえ、仕事や趣味などライフスタイルによっては、ネット環境がない状態なんて1日たりとも耐えられないという方もいるでしょう。
またもし他社サービスに乗り換えとなれば、解約に発生する違約金、乗り換え手続きやリサーチが面倒。。といったストレスで腰が重くなるところですが、そこは乗り換え先の違約金実質負担を利用して切り抜ける方法があるので、検討する価値が出てきます。
負担少なくGMOから他社へ乗り換え
工事費用0円はどこのプロバイダもほぼ常に用意しているキャンペーンなので比べる意味がありません。
一方、他社からの乗り換えキャンペーンやキャッシュバックは時期によってやっていない場合もあるので、このあたりのリサーチにも骨が折れますよね。
ほとんど同額で使える光回線「NURO光」
ですが、いまNURO光(ニューロひかり)は利用者拡充に熱心なので、実質的な違約金分キャッシュバックや、キャンペーン内容も充実しているので検討の余地アリです!
現在なんと30ヶ月間、月額4,743円で45,000円のキャッシュバックがあるようです……(乗り換えたいけど自宅がエリア外)
また、トップページでオペレーターとの電話に積極的に誘導しているので、面倒なら即電話で状況を聞いてもらうことができます。
多くのプロバイダはできるだけ電話対応は最終手段にして、サイトの文言で利用者に自己解決させようとすると思うのですが、大きくオペレータへの電話に誘導しているので安心感があります。実際、低速状態ではろくに検索もできないので、電話対応は非常にありがたく、ひかり回線なら他社と比較してもNUROのサービスは魅力的です。
↑2019.12.19追記
現在はトップページのレイアウトが変わり、電話の問い合わせは『新規申し込み・エリア確認』のバナーをクリックして表示されるようになっています。
スマホで契約中のサービスに絡める
引き続き無線通信でお探しの場合には、すでに契約しているスマホキャリアのポケットWi-Fi抱き合わせプランなどを契約することが、手間を考えても一番の節約になりそうですね。
【KDDIのauひかり】auスマホユーザーならさらにおトク!
SoftBank Air申込は正規販売代理店のネットモバイル
とはいえ、格安SIMを契約している方も多いでしょうし、無線最大手のUQを使ってダメなら無線でのほかの選択肢はなさそうです。
「使い放題でそりゃないよ」って方、「通信が安定しなくて無線は無理かも」って方は、これを機にひかり移行も検討してみてもよいのでは。
GMO継続で一番安く翌月までしのぐ方法
そして、どうにか契約続行で制限月をやり過ごそうと思っている方へ。
これはわたしがもっともリサーチし検討した項目ですが、正解は実に簡単な方法でした。。
スマホのテザリングをフル活用、契約容量を越えたらデータを追加購入すべし!
これに尽きます。W06(GMOでレンタルしているWi-Fi端末)にプリペイドSIMを使う方法なども検討しましたが、容量における費用で見ると、断然契約スマホのデータ提供値段がお得でした。
ちなみに楽天モバイルのデータチャージは1GBで980円(税別)。以下画像参照。

一方、楽天のプリペイドSIMは、SIMカード自体が2,980円(税別)に加え、リチャージが2GBで3,000円(税別)!
比較になりませんね。
街中のフリーWi-Fiを駆使すれば乗り切れる!
データをたくさん使用する作業は貯めておいて、休日にネット環境のあるカフェなんかで一気に済ますなどすれば、案外持ちこたえられます。
Netflixなどもラップトップやデバイスで見ている方は、フリーのWi-Fi環境で端末に保存しまくってくれば自宅でもさくさく見れるので、あまりライフスタイルを崩すことなく過ごすことができますよ。
GMOを解約するか迷っている方に
わたしは上記の手段で長い長い制限月(2週間以上)を乗り切り、契約の継続を選択しました。
要因としては、GMOからのキャッシュバックの付与前であること、完全な不注意で速度制限に陥ったため再発する恐れが低いこと、またNUROがサービス圏外だったこと…などが挙げられます。
しかしどうしても困る場合や、「使い放題」なのに使えないという点に納得がいかない場合もあると思うので、参考までに契約時期による違約金の金額の画像を以下に。

ネット環境は現在のインフラにおいて、電気ガス水道に次ぐもっとも重要なライフラインの一つです。確かに違約金という損失は発生しますが、受けるサービスがライフスタイルとマッチしなければ、支払うストレスのコストの方が高くなってしまいます。
スパッと快適な環境に移行することも一つの手かも知れませんね。
以上、この記事が悩んでいる方、困っている方の一助になれば幸いです。