寒さが厳しさを増してくる季節。誰しもが「どうにかして寒い思いはしたくない」と考えるはずです。
そんなとき、リーズナブルに暖かさを保証してくれる衣類の定番と言えば、
「ユニクロのダウン」がまっ先に思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。

何でも揃うユニクロさま、、
あんなにダウン推してるならきっと『ウルトラライトダウンパンツ』なんて名前で売り出し中に違いない! ってわけで探しますよね。
でも、検索すれどもすれども見つけられない。。
これは決してあなたのリサーチ能力が低いからではありません。
そうです。残念ながら現在ユニクロでダウンパンツはリリースされていないのです。
ちょっと納得いきませんよね。
だって「ジャケットが作れてズボンが作れないわけないだろ!」って思うじゃないですか。
でもそこに憤ったところで、その怒りが一時的に脳天をホットにしたとしても、決して下半身を温めてくれることはありません。
もくじ
3拍子そろったダウンパンツが欲しい
何故ダウンパンツがリリースされていないかはさておき、
ユニクロ以外で
- 安い
- ちゃんとあったかい
- 街着として着られる
この条件を満たす商品なんてあるはずがない。
どうせ「金額と防寒性能はトレードオフだ」とか言って、バカ高いアウトドアブランドとかを紹介する気だろ、と警戒しているあなた、
ありました。あったんです。
それもあまりにもリーズナブルなお値段で……
ワークマンのアルティメットパンツ

そう、『ユニクロにダウンパンツがない問題』をとんでもなく安く解決してくれたのは、近頃、飛ぶ鳥落とす勢いのワークマンでした。
かつては「屋外で働く方の強い味方」というイメージが先行してましたが、ここ最近ではプライベートブランドが非常に充実しており、その品質や使い勝手の良さはキャンパーやバイク乗り、さらには主婦らの間でも話題にのぼる程になっています。
そしてなにより「安い!」
驚くべき安さ。かつ、税込表記ってところもナイス(増税してからというもの、会計時に「むむ?」となることが多いので)。
最近のワークマンの業績や株価が示すとおり、すでにお茶の間レベルでもそのリーズナブルで高品質な衣類は周知されてきているようです。
【残念ながら2020年9月時点の販売なし!】2020.09.25 追記
2020年は現在のところ、AERO STRETCH(エアロ・ストレッチ)シリーズのパンツの販売はないようです。ジャケットは今シーズンもラインナップされているので、冬が近づけばパンツの販売が再開されるのかも知れません。
素材や用途面で一番近いと思われるのは、こちらの「防寒裏アルミパンツ」。アルティメットパンツよりは薄手に見えますが、これ以上になるとかなり見た目のゴツい「イージスシリーズ」になってしまうので、アウトドアなどで使いやすいのはこちらかと!
厚さやシルエットの違いはありますが、おおよその機能はアルティメットパンツとあまり差はないと思います。よろしければ、後に続くレビューもお読みください!
ダウンパンツ代用品の決定版
さっそくお値段から発表すると、
なんと税込3,500円!!
もはやお求めやす過ぎて、あやしいレベルです。

でもこれ、ちゃんと暖かいんです!
正確には、中わたがポリエステルなので、天然のダウンパンツとは異なります。
いわゆる化繊ダウンというものですね。化学繊維をワタ状に加工した、いわば擬似ダウン。
既に山ギア界ではかなり地位を確立している素材で、天然と比較しても引けを取りません。主な特徴としては、
- 天然ダウンに比べて、圧倒的に濡れに強い
- 洗濯機で丸洗いできるなど、手入れがカンタン
- ダウン抜けがない
- 天然ダウンの「衣類そのものが発熱するような
暖 かさ」はないものの、断熱性が高く、外気を遮断し体温を留めてくれる
さらに化繊ダウンは「重い・嵩張る」が弱点とされてきましたが、最近のテクノロジーによりかなり軽くコンパクトになりました(さすがに天然ダウンの軽さには敵いませんが)。
よって、たとえ天然ダウンでなくても、街着レベルならば十分に
この時点で一本買っといて損はない品物と言えると思います。
ダウンパンツよりスタイリッシュ!?
それから、ダウン製品てモコモコしちゃって、俗に言う『ミシュラン野郎』になりがちですよね(タイトル画像の彼)。
身長が高ければまだしも、タッパがないとズングリムックリになること必至。。
がしかし、そういう懸念もアルティメットパンツは驚くほどクリアしていると個人的に感じています。参考までに身長167cm、56kgのMサイズ着用画像です。

全然モコついていないし、足先にかけて細くなったシルエットに野暮ったさは感じられません。
脚の上げ下ろしにややモッサリ感はありますが、このままジョギング程度の軽い運動ならばできる範囲でしょう(汗抜けは別として)。
若干の懸念点を挙げるとすれば、ウエストと裾の一部にあるリブ部分。
特に背中側の腰部分に関しては、むき出しの黒ゴムにグレーのロゴと、けっこう『おパンツのゴム感』が強いです。。まあ上着に隠れて見えない部分ですがちょっと安っぽく見えることは否めません。
これはおそらくズボンを重ね履きした際に腰回りをスッキリさせる工夫だと思われます!

ユニクロよりワークマン?温かさの感想
まだ手に入れて数日ですが、朝晩0℃に迫る外気温の環境で着用した感想は、
「へたな冬用登山パンツより断然あったかい!ウールのタイツと合わせれば最強レベル」です。
やはり、天然ダウンパンツのような衣類そのものからのヌクヌク感は強くありません。
しかし、前述のような外気と遮断されている心強さは十分で、屋内で暖まった身体に着用してから外出すれば、外でも体温をかなり保ってくれるように感じます。
素晴らしいですね。感動しました。
すごいぞ、ワークマン!
フリース→ヒートテック→ダウンジャケットと、アウトドアアイテムの機能性を街着に落とし込み、国内アパレルのトップを走り続けてきたユニクロもうかうかしていられませんよ!
売り切れ続出? どこで買えるの?
もちろんワークマンの実店舗で購入が可能です。
オンラインでも販売していますが人気商品なのか、生産数が少ないのか、サイズによって品薄になっていることが多いようです。
私が購入した時期も既にオンラインにサイズ在庫がなく、2店舗に問い合わせてようやく手に入れることができました。
(ただしSサイズに関しては、私がMサイズを買えた店舗にもありませんでした。きっと基本的には男性向け、かつ屋外作業用の衣類のため、あまり小さいサイズに需要がないためでしょう。)
(繰り返しになりますが、2020年9月時点でアルティメットパンツは販売されていないようです。同シリーズのジャケットはこちら)
AERO STRETCH ULTIMATE(エアロストレッチアルティメット)シャツジャケット
ジャケットは今期も販売されているので、きっと生産ラインは絶えてないはず。。よりよくモデルチェンジした今期バージョンの発売に期待!
コスパが良すぎる大満足商品なので、在庫を求めて遠くの店舗まで足を伸ばしても後悔はないはずです。
いま話題のワークマン商品なので、このまま品薄ならばかなり手に入りづらくなってしまいそう。ダウンパンツとは言わずとも、真冬でも暖かく過ごせるパンツをお探しの方は試して損はないはずです。
もの凄い『ワークマンの回し者』感のある記事ですが、まったくもって自発的なレコメンドです。なんと言ってもお財布に優しいんで、気になる方は是非試してみてください。
追記&レビュー記事を書きました
裏地として反射性の高いアルミプリントが施されているため、汗抜けはかなりしづらくなってました(断熱性能の高さとも言えますが)。
そのため、インナータイツなど履かず直に肌に触れる形で着用すると、人によって履き心地に不快感を感じそうです。
個人の感想としては、ズボンの下にタイツを着用すればまったく気になりませんでしたが、冬でも直履き派の方はご注意くださいませ!
詳しくはこちらの以下の記事にまとめて紹介しています。